ブリュッセル(ベルギー)

ブリュッセル

ヨーロッパの中心にあって、オランダとドイツ、フランスに挟まれたベルギーは歴史ある大陸のエッセンスを凝縮したような国。ラテン文化とゲルマン文化の影響を受けた奥深い歴史とユニークなライフスタイルを持っている。

欧州連合(EU)の主要機関が集中するブリュッセルだからこそ、ヨーロッパのさまざまな文化が味わえる。このコスモポリタンな町を首都とするベルギーは、“表情'豊かな小国であり、旅心を引きつけてやまない魅力がある。緑豊かな田園地帯、レンガ造りの家並みがチャーミングな村、活気溢れる都市、そして食卓を彩る美食の数々。

2012~13年は‘‘味わいの年(Years of Taste)"・ブリュッセルとベルギー南部のワロン地方では、小さなレストランでも、星付レストランでも絶品料理が味わえるだろう。ベルギーワライ(ポテト)、ワッフル、チヨコレート、600種類ものビールはもちろん、そのほかのにもグルメな料理が目白押しだ。

1日目
ブリュッセル

1日目は、カフェやレストラン、美術館や博物館が集中するブリュッセルの歴史地区を散策しよう。

ビクトル・ユーコーか世界でもっとも美しい広場と称したグランプラスや王宮へ。グランプラスのすぐ外にある、ブリュッセルの反骨精神の象徴でもある小便小僧の像は必見スポット。

グランプラスを横切り、ヨーロッパ最大のアーケードを持つギャルリー,サンチュベールを通って、コミック文化の殿堂ベルギー・コミック・ストリップ・センターへ(フランス語圏では、コミックは“第9番目のアート"と称され、新機軸の芸術分野のひとつと認識されているようだ)。

ブリュッセルはショッピング好きにはうってつけの町"若者向けブランド店が並ぶヌーヴ通り、アンティークならサブロン地区、蚤の市が開かれるジュ・ド・バル広場、高級ブティックが並ぶトワソン・ドール通りはおすすめのショッビングエリア。

2日目
ブリュッセル → トゥルネー → モンス

2日目は、ブリュッセルから列車に乗って約1時間、王宮とノートルダム大聖堂で知られたトウルネーヘ。世界遺産にも登録される5つの塔を持つノートルダム大聖堂、ベルギー最古の鐘楼などは、トウルネーで一番よく知られた中世の建築群。

ここから列車で約25分、歴史が刻まれた町モンスヘ向かおう。由緒ある風俗や文化、伝承がいまでも息づく町で、ここはワロン地方が誇る文化の主都ともいえる。モンス美術館とバロック様式の鐘楼(世界遺産)は必見スポット。

3日目
モンス → ナミュール → リエージュ

3日目は、モンスから列車で1時間5分のナミユールヘ。

雰囲気のあるチャーミングな路地を散策し、シタデル(城砦)を見に行こう。歴史ある学生の町ナミュールは徒歩で巡るのに最適。ランチはナミュール名物のエスカルゴ(PetitGris)を。

午後へ列車に40分ほど乗って、かつて司教領主都として繁栄を極めたリエージュヘ。

壮麗な教会群と見ごたえある数々の博物館や美術館が点在する。夜は町へと繰り出そう。この地域でもっとも活気溢れるナイトライフが体験できる

4日目
リエージュ

最終日の過ごし方はお好みのまま。新鮮な空気をいっぱい吸ってのんびりとしたいのなら、静かな森に囲まれた温泉地、その名もスパヘ行こう。リエージュから列車で53分。スパ(温泉)の語源にもなったという「療養目的の温泉」発祥の町だ。

歴史が好きなら、ナポレオン1世率いるフランス軍が敗れたワーテルローの戦いの戦跡(列車で1時間40分)まで足を延ばしてみるのもいいだろう。